羊を飼い始めてから、あるとき急に羊毛も、木綿などの植物繊維や、お米や野菜と同じように、大地からの頂きものだと腑に落ちました。糸を紡ぎたくて羊を飼ったら、かわいくて、おいしい草を食べさせてあげたくて、気づけばかなり草のこと、考えていました!そして、その土が健康であるように、願わずにはいられないのです。羊を飼う前は、「原料」だった羊毛が、大地の上で草を食べて生きていた羊がくれた、大切なものと実感できるようになりました。土とつながっていることは、とてもこころがほっとして、安心でここちよいこと。それを感じる入り口えはたくさんあって、どの入り口もすてきなのだけど、私は糸を紡ぎ、布にすることがひとつの大切な入り口になっているようです。その入り口から見えること、少しづつお伝えしていきたいなと思っています。どうぞよろしくお願いします。
はじめに
大地の布 すずのね
自宅で飼育している二頭の羊の毛を中心に、糸を紡ぎ、織ったり編んだりしています。 今は羊毛中心ですが、木綿や葛、ぜんまいや野蚕なども大好き。 紡ぎ、織ることを続けるうち、繊維も、染料も、なるべく近くで、大地とつながっていたものを感謝して頂くことから、作ることをスタートさせたいなと思うようになりました。そういう楽しさと喜びを、共有できたらと、WSも開催しています。
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